マスダが今まで生きてきて、心震え、ど、どうしよう。。すごいものを見てしまった。。!と衝撃を受けたアートは2つあったのですが、ひとつはこちら。
そしてもうひとつ。
これは本当に観たあと、息がはぁはぁし、心臓はバクバク。
どうしよう。。どうしよう。。と美術館の外で休まなくてはいけないほどに、マスダはコーフンと衝撃を受けました。
絵の力に打ちのめされたのです。
こんなことって本当にあるんですね。
それは本当に偶然に出会いました。マスダが東京の世田谷区に住んでいたときの事。
当時マスダは頻繁に引越しをしていて、世田谷区に引越してまだそう長くはなかった頃だったのだと思います。
「近くに大きめの公園があるみたいだから行ってみよ〜」
と砧公園に行きました。
行ってみると美術館があるではないですか!
世田谷美術館。
今ではアウトサイダーアートを収集しており、定期的に展示も行っている美術館ということを知っていますが、この頃のマスダはアウトサイダーアートという言葉も存在もまったく知らなかった頃。
なんかやってるし、ちょっと見てみよ〜、と気軽に入ったのでした。
マスダ、アウトサイダーアートとの、初めての出会いです。
これはヤバかった。
マジでヤバかった。
展示のタイトル自体も「KALEIDOSCOPE-6人の個性と表現ー」というもので、アウトサイダーアートです!と大々的に謳ったものではありませんでしたし、アウトサイダーアートの中で有名な作家さんというわけでもなく、日本人の障害のある方達の作品だったようです。
その作品たちから放たれるパワーと自由さと力強さ。
今までそんな作品を見た事がなかったマスダは、とにかく興奮しました。
心の中がブワーーーッ!と上昇していく感じ。
なにこれなにこれなにこれなにこれ。こんなアートがあるんだ。。!
ひとりで行ったので、表面上は平静を装っていましたが、マスダの中身は怒濤の嵐が吹き荒れていました。
やべぇ、やべぇもん見ちゃったよ。。!!これ、マジやべぇよ!!!
(↑この写真もめちゃくちゃパワーありますが。。)
そんな気持ちでいっぱいです。
6人の作家さんたちの展示でしたが、その中でもマスダの心に強く焼き付いたのが中野昌司さんの作品でした。
中野さんの作品は色のみで抽象的に描かれており、抽象画にもそんなに興味がなかったマスダですが、そんなマスダでも感じる、絵から出てくる圧倒的なパワーみたいなものがありました。
そこも衝撃だったのだと思います。
今まで形ある絵しかほとんど見たことがなかったのですが、色のみでこんなに人を圧倒させる力を絵から出す事が出来るんだと気付かされ、そこからマスダは抽象画へのあこがれが芽生えたのです。
そんな中野さんの作品がこちらです。
http://www.jdss.or.jp/active/art/07.htmlより引用
う〜ん、画像ではぜんぜん絵から出ているパワーみたいなものが伝わっていませんね。
(引用してるから色もなんかぜんぜん違う。。)
やっぱり絵は実物を見ないと本当の事はわからないのです。
マスダはここから絵に対する価値観みたいなものが変わりました。
。。かといってマスダはこの頃、絵の活動をしていないただのぐうたらだったので、ここから絵のタッチが変わり。。みたいなこともないんですけどね。
ただ、気づいたのは、マスダの心を揺るがすアートたちはアート界の外側にある作品たちだったのだということです。
アート界にあるものたちだけが、アートではない。とマスダは思います。では*