ひさびさのお絵描き大好きっ子に育てるシリーズ*6歳児編。。!
こちらは9歳まで続きます。
▼5歳児編はこちら。
基底線で秩序づけられる絵。
5歳くらいから現れる「基底線」。
基底線とは地面だったり水面だったり、お部屋の中だったりと地面の下と上、水の中と外のように区切りを表す線のことを言います。
▼マスダの娘ッ子ニコが5歳の時の絵。地面と地上、空に分けられている。
基底線にはいろいろな使われ方があって、部屋の四角い線、ベットや布団の四角い線、運動会でのグラウンドの楕円なども基底線になります。
▼ニコ6歳の頃の絵。
「おいもがいっぱい。おいものパーティ」
これも基底線がいっぱい。おいもの中(なんだと思う)にいる女の子のお部屋と外の世界に分けられている。
ネコのいえとか、犬?の空間など、基底線で絵の中の世界に秩序をつけています。
しかし、1年でこんなに絵が変わっていくのにもびっくりしちゃう。
子供は驚くスピードで日々成長しているんだなぁ。
「誰がどこで何をしている」ところなのかを聞いて話し合うこともとても大切なことのようです。
模様を描く子供も。
6歳くらいになると模様を描くようにもなってくるそうです。
抽象的に模様化する力は、文字の基礎でもあるよう。
ニコは模様のようなものを描いている絵は残っていなかったです。。
本当にあくまでも目安なので、ご自身のお子さんが描かれていなくても全然心配することはないと思います。
実際には見えないのに、見えているかのように描かれるレントゲン描法。
例えば、地面を基底線として地上と地下の絵が描かれていて、地下部分は目には見えていないのにお芋や大根が土の中に埋まっているような絵だったり、
家の形が描かれていて、外からは部屋の中は見えないはずなのに、透けているように部屋の中が描かれているような描き方を「レントゲン描法」と言います。
▼このバスの絵も透けているように描かれているレントゲン描法。
にじいろキッズアートより引用
子供は自分が経験した楽しかったこと、嬉しかったことなど自分の心の中を絵に表現していきます。
もし、同じような絵ばかり描くようなら、いつもはやらない色々な経験をさせてあげることも大切です。
6歳児代のまとめ。
- 「誰が、どこで何をしている」ところなのかを聞いてあげよう。
- 他の子供と比べたり、上手・下手で批評してはいけません。
- 楽しかった経験・生活の絵を描いてみよう。
- 本の読み聞かせなどをして、そのお話の絵を描かせてみても♪
これは本当にだいたいの目安ですので、この時期にやらない。。!などはご心配なさらずに、その子のペースで楽しんでみてください*
7~8歳児編はこちら♪
今どきの子供のお絵かきはデジタルが主流のよう。
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この記事を書くにあたって参考にさせていただいた本