マスダが人生で一番衝撃を受け、ワナワナ震えたアート。(大げさでなく)
それがこのアウトサイダーアートです。
↑上の画像もヘンリー・ダーガーという有名な方の作品で、ダーガーは1892年〜1973年に生きた人ですが今見てもまったく古くささを感じない作品。。というか
もうオサレ。なんなのこの漂うオサレ感。
今でも全然通用するヤバい(いい意味で)作品たち。。!
とマスダは思いました。
アウトサイダーアートとは?
んで、アウトサイダーアートってなに?
と思われた方もいらっしゃると思いますのでこちらをどうぞ。
■アウトサイダーアートとは?
多くの作者に共通しているのは、彼らが正規の美術教育を受けていないということである。
(中略)
フランス語圏では、アール・ブリュットという言葉が用いられることが多い。これは、戦後のフランス美術を代表する画家のひとりであるジャン・デュビュッフェ(1901-85)が1945年頃に考案した言葉で、直訳すると「生の芸術」「加工されていない芸術」というような意味である。
引用・参考文献:アウトサイダー・アート(光文社新書) / 服部 正(著)
なんとなくわかっていただけたでしょうか。
よく障害のある人のアート、と思われる方もいるようですが正規の美術教育を受けていない、という状態はなかなか難しくて、結果的に学校教育にうまくなじめない障害のある人の作品が多くなっているだけのようです。
決して障害のある人の作品だけがアウトサイダーアートだということではありません。
アウトサイダーという言葉のイメージ
そしてマスダが気になっていたのは、アウトサイダーっていう言葉。
これって、何となくあまりいいイメージがなく、
「好きな作家さんとか、ジャンルは?」
と聞かれたときは、
「アウトサイダーアートとかアール・ブリュットと言われているものです。」
と、どちらの言葉も使うようにしていました。
アウトサイダーの意味をみると、
とあります。
なんだか、
え、インサイド(アート界)には入れませんよ〜、キミたちは外側で頑張りな〜
みたいな、のけ者感、疎外感を感じてしまいます。
なんやねん、アウトサイダーアートってなんでそんな風に呼ぶねん!
と関西人でもないマスダは心の中で叫んでおりました。
アウトサイダーアートの本当の意味
が、しかし。。!
本当のアウトサイダーアートの意味は違うようです。
(最近知ったのですが。。)
たしかにアウトサイダーには「部外者」という意味がありますが、
アートに関しては「部外者」である、ということは逆にアート界の枠の中には収まりきらない者、ということで肯定的な意味があるよう。
既成の枠をはみ出し、突き破って外側に出てしまう、それくらいの衝撃と力と純粋さのあるアート、それが
アウトサイダーアートの本当の意味だったのだと知りました。
アウトサイダーアートという言葉は全然マイナスの意味はなくって、逆に賞賛の意味があったのですね。
なんだ、なんだ、そーだったんだ!早く言ってよ〜(←自分で調べろ)
今まではこの言葉にずっと疑問を抱いていましたが、これからは躊躇なく使っていけそうです。
今回、アウトサイダーアートについて参考にさせていただいた本がこちら。
アウトサイダーアートって何?が詳しくわかります。
おすすめ本*
では*