こんにちは*マスダです。
マスダはアールブリュット(アウトサイダーアート)が好きですが、企画されている展示には行ったことがあるものの、アールブリュット(アウトサイダーアート)作品だけを扱った美術館なんかには行ったことがないなぁ。。っていうかあるんかい?と思い、探してみましたら、
あるあるッ!あるよ!
有名な所はいくつか知っていたのですが、その他にもちょこちょことあるようなのでご紹介してみます。
旅行で行くことがあったり、お近くにお住まいでしたら、ぜひぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
北から順にご紹介してまいります。
■目次
【福島県】はじまりの美術館
はじまりの美術館より引用
こちらは酒蔵を改修して作られた美術館だそうで、たたずまいがかっこいいです。
運営母体の、社会福祉法人 安積愛育園は主に知的障害をもつ方々の支援を約50年に渡り行っているそう。
美術館では障害のある方の作品ばかりではなく、東北にゆかりのある作家さんや現代美術家さんの展示も行われていますので、期間によっていろいろなアートを楽しめるようです。
猪苗代湖や猪苗代スキー場なども近いようなので、観光に行ったついでに寄ってみるのもよいのではないかと思います*
【はじまりの美術館】
〒969-3122 福島県耶麻郡猪苗代町新町4873
Tel/Fax 0242-62-3454
【栃木県】もうひとつの美術館
もうひとつの美術館はなんと!
日本で初めてのアールブリュット(アウトサイダーアート)専門の美術館だということです。
旧小口小学校の校舎を再利用され2001年にオープンした美術館で、なんでしょうか、アールブリュットの美術館って再利用されている所が多いようで古いもの好きのマスダはええのぅ。。と思ってしまいます。ステキ!
春夏秋の年2〜3回の企画展のほか、イベントやワークショップも行われているよう。
館内にはカフェもあり、のんびりと過ごせそうな雰囲気です。
ここがマスダが住んでいる所からいちばん近いので、今度行ってみようと思います。。!
【もうひとつの美術館】
〒324-0618 栃木県那須郡那珂川町小口1181-2
Tel/Fax 0287-92-8088
【滋賀県】ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
こちらのアートミュージアムNO-MAはいちばん名が知れている美術館ではないでしょうか。
マスダだけかな?
なんでかなーと思っていたら、NO-MAは2006年から海外のアール・ブリュット・コレクション(スイス・ローザンヌ市)との連携プロジェクトに取り組んでおり、世界に向けて日本のアールブリュット作品たちを広めているのです。
その中のひとつ、日本国内でのアールブリュットの展示「アール・ブリュット/交差する魂」をマスダは以前観に行ったことがあり、そのときにNO-MAの存在を知ったのだと思います。
ボーダレス・アートミュージアムの名の通り、障害を持つ作家さんと一般の作家さん、どちらも分け隔てなく一緒に展示をされているようです。
こちらも絶対に行きたいミュージアムです。
【ボーダレス・アートミュージアムNO-MA】
〒523-0849 滋賀県近江八幡市永原町上16
Tel 0748-36-5018
【京都府】みずのき美術館
みずのき美術館より引用
みずのき美術館は大正時代、理髪店として使用されていた町家を建築家・乾久美子の手によって美術館としてよみがえらせたとてもおしゃれな空間。
ホント昔の建物と現代のコラボってなんてステキなんでしょうか。
美術館というよりはギャラリーのような佇まいで気軽に行けそうな雰囲気です。
展示をしていない期間も多くあるようなので、サイトでチェックしてから向かった方がよさそうです。
【みずのき美術館】
〒621-0861 京都府亀岡市北町18
Tel 0771-20-1888
【広島県】鞍の津ミュージアム
鞍の津ミュージアムより引用
こちらも気になっていた場所のひとつ。
障害がある方の作品だけではなく、ヤンキーをテーマにしたものや死刑囚が描いた作品の展示等もされていて、アールブリュット(アウトサイダーアート)が障害のある方のものに偏りがちな所をいろいろな視点からアールブリュットを捉えており、ただただ面白そうな展示が多いわけです。
そして建物がまた築150年の蔵ということで、めちゃくちゃ趣があります。
広島はマスダの産土神社(その人が生まれた土地を守護する神社)と関わりのある厳島神社がある所でもありますから、ここもいずれ行けるかと思います。
【鞍の津ミュージアム】
〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆271-1
Tel 084-970-5380
【高知県】藁工ミュージアム
2011年に開館した藁工ミュージアム。
こちらは藁を保管していた藁工倉庫を美術館へと生まれ変わらせたそう。
アールブリュットだけではなく、さまざまな展示やワークショップ等も開催されています。
また、こちらはアートゾーン藁工倉庫の中のひとつで他に地元品で作られたメニューが人気のレストラン「土佐バル」やセミナー・パフォーマンスなどに使われる多目的ホールなども併設されています。
【藁工ミュージアム】
780-0074 高知市南金田28 藁工倉庫
Tel 088-879-6800
【番外編】【岩手県】るんびにい美術館
るんびにい美術館より引用
こちらでは知的な障害・精神の障害のある方の作品を展示しているようです。
ギャラリーの他に2階にはアトリエがあり、制作活動の公開をしている日もあるようで、制作現場が見られるというのはマスダ自身作る側の人間としてはとても魅力的な場所だなと思います。
【るんびにい美術館】
025-0065 岩手県花巻市星ヶ丘1丁目21-29
Tel ギャラリー・アトリエ: 0198-22-5057 / カフェ・ベーカリー: 0198-29-5395
【番外編】としたのは、こちらの美術館自体がアールブリュット・アウトサイダーアートの美術館ではありません、と謳っているからです。
ただ、サイトを見てみるとアールブリュット(アウトサイダーアート)の意味を悪いように捉えているんじゃないだろうかと、マスダは感じてしまったのですが、どうなのだろう?
もしマスダの勘違いでしたら、即訂正させていただきますがそんな印象を受けてしまいました。
正規の美術教育を受けていない、伝統や流行に左右されていない、自分の中から沸き上がるものを純粋に表現した作品たち、それがアールブリュット(アウトサイダーアート)。
たぶんアウトサイダーという言葉からあまりいい意味として捉えていない方も多くいらっしゃるのかなぁと思うのですが、早くそうではないということがもっと広まってくれることを願います。
また、東京都渋谷公園通りギャラリー(旧・トーキョーワンダーサイト渋谷)でもアール・ブリュット作品が扱われるようです*(平成31(2019)年度オープン予定)
こういう施設が増えて行くとうれしいですね*では*