子供を連れて美術館に行って、子供が飽きてしまい結局ぜんぜんちゃんと観れなかった。。なんてことはありませんか?
マスダはあります。。!
▼知り合いの作家さんの展示からの村上隆の展示を巡ったら、もう飽き飽きだったようで、笑顔ゼロの娘っこ。
そんな方のために子供と一緒に行っても、子供も大人も楽しめる美術館をご紹介です*
それは神奈川県川崎市にある岡本太郎美術館。
今回は岡本太郎現代芸術賞で受賞された方々の展示があり、その展示の岡本太郎賞を受賞された「さいあくななちゃん」がマスダはとても気になり行って来たわけなんですが、岡本太郎の常設展や他の受賞者の方の作品たちも楽しめる所がたくさんある展示でした*
ところで岡本太郎って?
え、知ってるよね?たぶん名前は聞いたことあるよね?
と思っているのですが、どうなんだろう。若い子とかだと知らなかったりするのかな?
岡本 太郎(おかもと たろう・1911年(明治44年)2月26日 - 1996年(平成8年)1月7日)
日本の芸術家。血液型はO型。1930年(昭和5年)から1940年(昭和15年)までフランスで過ごす。
抽象美術運動やシュルレアリスム運動とも交流(ただし合流はしていない)した。第二次世界大戦後、日本で積極的に絵画・立体作品を制作するかたわら、縄文土器論や沖縄文化論を発表するなど文筆活動も行い、雑誌やテレビなどのメディアにも1950年代から積極的に出演した。1960年代後半にメキシコに滞在していた頃、壁画運動に大きな影響を受けたとされる。大阪の太陽の塔と渋谷駅を飾っている巨大壁画「明日の神話」は代表的な作品。
wikipediaより引用
マスダは小さい頃テレビで太郎さんを観たことがあったのですが、その頃は正直「変なおじさん」(失礼)くらいにしか思っていなかった人でした。
でもいつだったか太郎さんの本を読んでから、岡本太郎が大好きになりました。
作品もとても可愛らしさがあったりでステキですが、太郎さんの考えや言葉に共感出来たり、勉強になったり、またすごくパワーをもらえるのです。
たくさん本を出されているので、ぜひどれか一冊でも読んでみてほしいです。おすすめ!
渋谷駅に飾られている「明日の神話」は50代の頃に制作したものらしく、50代にしてこの巨大な作品を生み出したパワーに脱帽するばかりです。マジリスペクトっす。
東京・青山の方にも「岡本太郎記念館」という太郎さんが実際に住んでいた所もあってそこもステキなのですが、今回はこちら神奈川県川崎市の美術館の方をご紹介してみます。
岡本太郎美術館
常設展と企画展があり、企画展はその時によって変わっていくので、こちらでチェックしてみてくださいね。
常設展
始めに常設展から始まりまして基本撮影は出来ないのですが、部分的に撮影可能なところもあり、太郎さんの作品と一緒に撮影することが出来ます。
▼太郎さんがデザインした椅子「彩りイス」に座って。
▼人が少なくなったときを見計らって館内のスタッフの方が「一緒に撮りましょうか?」と近づいてきてくださり、写真を撮ってくださいました。なんという気配り!
常設展の館内自体は洞窟をイメージしているらしく、けっこう薄暗くなっていてそんな空間も子供たちはちょっとワクワクするのでしょうか。
また作品自体も子供が観てもわかりやすい形のものが多かったり、イメージしやすいのかマスダの娘っ子は彫刻「こどもの樹」を観て「〇〇(娘の名前)の顔はこれね!」と自分に似た顔を見つけたり、「これは○○みたいだねぇ。」とイメージを膨らませているようでした。
岡本太郎現代芸術賞展
芸術賞展の方は撮影OKだったので、バシバシ撮ってまいりました*
▼アルミの空き缶15000個で作られている鐘。めっちゃいい音してました。
▼村上 力さん作品「PW-生きている俘虜」
荒川 朋子さん「毛と肉」作品部分。すべての作品にうすらっと毛が。。
▼岡本敏子賞受賞作品。
▼こちらは毛糸のセーターを観に来たものが解いていくという作品。
解いた糸はイスにグルグル巻いていき、真ん中に集められていました。こういう体験出来る作品があると子供も飽きずに楽しめるよう。
▼娘がかなり長く観ていた作品は、ワタリドリ計画さんのこちらの作品。
▼マスダが一通り他の作品を観て回って戻って来ても、まだ観てた。
▼こちらがマスダが今回いちばん観たかったさいあくななちゃんの作品。
アウトサイダーアートの本で「繰り返すことでアートになる」という言葉が書いてあり、その言葉が頭に浮かんできました。
そしてこの作家さん自身の
コンセプトとかどうでもいいです。(中略)
小難しいこと言ってるから美術がつまんないんですよ。岡本太郎現代芸術賞展パンフレットより引用
という思想のスタンスがめちゃくちゃかっこいいですし、共感出来る部分でもあったので、これはどうしても観なくては!と今回、岡本太郎美術館までやって来たのでした。
これからもどんどん活躍していってくれることを願っています。
展示後のお楽しみ
んでもって、展示会場から出ると太郎さんの顔ハメ。
これは絶対やるでしょ。
▼顔ハメ横には、再び太郎さん作品たちが。「手の椅子」と共にオサレに撮影出来ます。
▼「太郎さん、あのさぁ」
って、めっちゃ太郎さんとしゃべってるみたいにも撮れるぞ!
▼外には「母の塔」
その奥は芝生になっているので、ゆっくり休憩も出来ます。
見終わったあと、娘は
「思ってたよりも楽しかったわ。」
と、いつもマスダに連れて行かれる展示よりも楽しめたようで、途中ブーブー言うこともなく最後まで楽しんでくれたようでした。
恐るべし、岡本太郎美術館。。!
そしてこの美術館は神奈川県川崎市の生田緑地内にあり、近くには「日本民家園」や「かわさき宙と緑の科学館」もあるので、美術館を楽しんだあとはそちらでもさらに楽しめるかと思います。
生田緑地を歩くだけでもめっちゃ気持ちよかったですし、子供と共にアートを楽しむ場所としてはとってもおすすめの場所です*