年末年始、ちょっと長めに地元北海道へ帰ったのですが、専門学校時代に2年ほど住んでいた札幌にも寄ることにいたしました。
専門学校の頃のお友達がいる、というもの理由なのですが、もうひとつ今回は楽しみにしていたことがありまして、
以前ご紹介させていただいた自閉症の絵描きさんKeiちゃんという男の子が札幌に住んでいるので、「会いましょう!」ということになって、行って来たわけなんです。
▼Keiちゃんの記事はこちら
そんなわけで、ついにKeiちゃんにお会いしてきました。。!
マスダのお友達のうちで。
札幌ではマスダのイラストレーターのお友達のおうちにお世話になっていたということもあり、そのお友達のおうちにKeiちゃんとKeiちゃんのママ、そしてKeiちゃんのサポーターとしてKeiちゃんのお兄ちゃんも来ていただくこととなりました。
イラストレーターのお友達は、今はアイシングクッキーの教室を開くべく日々アイシングクッキーを学んでいるため、みんなでクッキー作りをしようよと提案してくれて、クッキーを作りつつお話しすることに。
マスダはKeiちゃんに会うのも初めてだし、どんな感じなのか全然未知でしたし、けっこうドキドキしていました。そんな中、Keiちゃんファミリーが到着!
写真の通りイケメンのKeiちゃんと優しく温かそうなママ、お兄ちゃんもイケメンではないですか。
Keiちゃんは気に入らなかったりすると、おうちに入ってくれなかったりもするそうですが、すんなりお友達のおうちに入ってくれて一安心でした。
ただ、クッキー作りの準備がまだ出来ていなかったので準備しつつお話ししていたのですが、Keiちゃんクッキー作りをとても楽しみにしてくれていたようで、早く作りたくてしょうがない様子。
ドタバタしながらも準備していたのですが、待たされすぎてKeiちゃんがちょっと怒り始めてきたので、
「ヤバい!早くせねば!」
と、焦り困惑してしまったマスダです。
Keiちゃんのひとことで。
Keiちゃんも待たされすぎると怒るんだ〜〜、と今思えば当たり前のことを思いつつワタワタと出来上がったアイシングクリームを絞り袋に入れているとKeiちゃんもやりたい!とやってきました。
その時、絞り袋にクリームを入れる動作に
「ウィウィ〜」
とロボットのような機械音の効果音付きで入れ始めたのです。
その効果音にマスダ、ツボりました。
クリームを入れる時の効果音にロボ的な音を持ってくるとは思わなかったので、大爆笑。
そこからマスダもなんだか焦りや緊張みたいなものもとれて、楽しくなってきてしまいました。
▼クッキー生地を伸ばすKeiちゃん。
Keiちゃんがお部屋の中をグルグルするので、みんなでグルグルしながらおしゃべりしたりクリームをてんこ盛りにクッキーにのせ、もしゃもしゃ食べたり。
なんだかこう書くとまぁ普通のひとときなんだけれど、マスダの中ではこのときとてつもなくステキな時間が流れていました。
え、マスダだけ?
なんかすごい特別な時間、みたいな感覚があったんだけど、友達も「いい時間!」って言ってたからきっとそう。間違いない。
めちゃくちゃいい時間を過ごしました。
▼アイシングクリームでお絵描き中のニコとKeiちゃん。
Keiちゃんの原画を見せてもらう。
念願だったKeiちゃんの原画も見せていただきました*
▼ちょっぴりお絵描きもしてくれたKeiちゃん。
その絵たちはただやみくもに描いているわけではなく、Keiちゃんの家族がモチーフになっていたりすることも多く、身近な人たちものたちをKeiちゃんのフィルターを通して新たなキャラクターへと生まれ変わっていくようです。
やっぱり人の心を動かす魅力みたいな、何の見返りも求めていない絵のパワーみたいなものを感じました。
マスダはこういう絵は自分には描けない、かなわない、とずっと思っていました。本当に最近まで。
でもちょっときっかけがあって、その「描けない」「無理」とブレーキをかけているのは結局自分自身で自分で勝手に決めていること、ということに気付かされました。その壁は自分で作り上げたものだったのです。
ホントにもうそこに気付かされた時は「ハッ!!マスダってヤツは!!ホントバカだよッ」と心の中で叫びました。
なのでマスダも人の心を動かす、誰かの人生を変えてしまうような作品を作っていくことに2019年は集中していこう!と心に誓ったわけなのでした。
そしてKeiちゃんファミリー、快く場所を提供してくれた札幌のお友達にも本当に感謝しています。
ありがとうございました*本当にステキな時間でした。