子供を亡くした後に、やらなければ良かったと思った事。

2歳4ヶ月になる娘を突然死で亡くしたのは、もう14年前になります。

生きていれば16歳。もう高校生ですね。
16歳になった娘はどんな風になっていただろうか。。

そんな風に思いを馳せることもありますが、亡くした当時はあまりに突然のことでただただ毎日泣く日々が続いていました。


そんな日々の中やってしまっていたけれど、今考えるとやらない方が良かったな。。と思うことがありました。

今日はそんな事を書いてみますね。

▼子供を亡くした事についてはこちらです。
必要と思われる方はご覧になってみてください。

【子供の突然死を経験するということ。】はじめに。

2018年1月1日

やらなければ良かった事。

毎日毎日泣く中、私はこう思い始めました。

「自分がずっと悲しんでいたら、亡くした子供も悲しむかもしれない。」

そんな風に思って、
本当はすごくすごく悲しいけれど、大丈夫なふりをしたのです。


これはやらない方が良かったなと思いました。

子供を亡くすって全然大丈夫な事じゃない。

そんなに簡単に大丈夫になんてなれないのに、
10年以上経ってから、この悲しみを乗り越えていこうとやっと思えたのに

亡くしてすぐに私は頑張ろうとしてしまいました。



そうしたら気持ちが不安定になり精神的に辛くなってしまったのです。

今思うと当たり前の事だったと思います。

悲しい時は悲しむ。

これを今読んでくださっている方は、
大切な人やお子様を亡くされた方が多いのかなと思いますが

「悲しい時はちゃんと思い切り悲しむ。」

これを無理しないでほしいと思います。


子供を亡くすってすべての人が経験することではないですし、
周りの人たちにこの悲しみをわかってもらう事はとても難しいと思います。

気を遣われたり、親切心から言われた言葉に逆に傷付いたりします。

今ではそのかけてくれた言葉は優しさからだったと思うことが出来ますが、
当時は何でそんな風に言うの?何でそういう風にするの?

と傷つき、それに対しても悲しさが込み上げました。


亡くした悲しみもそういう悲しみも我慢なんてすることなかった。
たくさんたくさん悲しめば、その悲しさからもっと早く立ち直ろう乗り越えようと思えたのかもしれなかった。

今これを読んでくださっている方にも我慢なんてしなくていいって伝えられればと、

そんな風に思って、今回この事を書いてみました。



そして子供を亡くすという経験は誰にでもあることではないですし、言い表せないほどの悲しみがありますが、

それだけではない、この事を経験した事で気づかされたこともたくさんありました。


それは人それぞれ違うのかもしれませんが、それを気づかせるために子供は存在してくれたのかもしれないと私は思っています。


先に死んでしまうなんて、それ以上の成長を見ることが出来なくなってしまったなんて、もう暖かい身体に触れることが出来ないなんて本当に信じられないけれど、

まだある悲しみと子供への感謝を思いながら、これからも進んでいこうと思います。

増田 智己
悲しみがなくなることなんて、きっとずっとないけれど。

子供が動かなくなった日。そこからの気付きと覚悟。※追記あり

2018年3月10日

子供や大切な人の死を受け入れられない人に読んでほしい。少しずつ乗り越えて行くための3つのこと。

2018年1月6日

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ABOUTこの記事をかいた人

刺繍入り画家 / フィンガーペイントアートクラス認定インストラクター

元アパレル販売員が34歳から画家活動開始。 描く縫う編むことで絵やぬいぐるみ制作しています。 もっと身近にアートを楽しむ、をテーマに活動中。 子供の絵・アウトサイダーアートが好き。▶︎▶︎詳しいプロフィールはこちら