広島旅行で海について考える。人が生み出したものは人がどうにかしないと、大変な事になっています。

先日、念願の広島旅行に行って来ました*
厳島神社のある宮島に長くいたのですが、それはそれは素敵なところで本当に行けてよかったと思います。

そして宮島の他にも何カ所か立ち寄ったのですが、その立ち寄る場所場所で必ず見せられるもの(これはもう見せられているとしか思えなかった)がありました。

それは海のこと。

海と砂浜にあったもの。

宮島に行く前に、もうひとつ気になった島がありそこでも一泊したマスダファミリー。

その島はとても神聖な島ということだったので、マスダはワクワクしてフェリーで島へと渡りました。

フェリーから降りて、つ、ついに。。到着!
島に降り立ち、いちばん初めに見えてきた物は、

プカプカと海に浮かぶペットボトルやビニールごみたち。

。。。。。ん?。。。。え?!
ゴミまみれやないかいッ!!

なに?どーゆーこと?
なんでこんなにゴミがプカプカと流れているの?

神聖さとは遠くかけ離れた風景に、軽く頭がパニックになりました。

マスダは海と言えば江ノ島くらいしか行った事がないし、地元北海道の釧路も港町で海はそばにありましたが流れ着いているのは長〜い昆布くらいで、こんなにもゴミが流れ着いているのを見たことがありませんでした。

しかもいろいろとあって海には10年以上行っていなかったですし、最近の海事情(っていうの?)を知りませんでした。

軽くテンション下がりながらも、せっかく来たのですから少し海に入ったり、とある伝説がある砂浜を見に行ったりしてみました。

伝説の砂浜ですから、とてつもなく綺麗な風景を想像し、かなりハードルを上げて行ってしまったのも良くなかったかもしれません。
行ってみたその砂浜には、大人2人分くらいもありそうなボロボロになった発泡スチロールの塊と、ゴミとゴミ袋をあさるカラスがお出迎えしてくれたのです。

次の日、川のそばを歩いてみたらあったもの。

昨日の島から戻りまた別の場所へ行く途中、川のそばを歩いたのですがその川にもビニール袋に入ったゴミやペットボトルやらがプカプカと浮いていました。

川岸にもゴミがけっこう落ちていました。

ここも?と思いつつ、今まで行っていた海や川は誰かがきれいにしていて保たれていたのだということに気づきました。

いや、なんとなく江ノ島のビーチはゴミ拾いしてるよ。とか、芸能人のつるの剛士さんも参加しているんだよ。とか聞いたことがありました。
クジラや魚たちがプラスチックを飲み込んで大変なことになっているよ。というのもぼんやり見たり聞いたりしていました。

NATIONAL GEOGRAPHICより引用

でも、なんだか遠くの方の出来事としてしかマスダ自身捉えていなくて、全然身近に感じていなかったのです。

ボケっとふ〜ん。。と他人事のように感じてしまっていました。

。。。が!

旅先で続けてこういう事実を見せられると、何これ?え?って心の中に大きく引っ掛かって、強く印象に残った出来事となるのです。

最後の日のきわめつけ。

川のゴミを見せられた後は厳島神社のある宮島へ渡ったので、そこでは神の島と言われるだけあって、島の人も誇りを持って島をきれいに保っているように感じられました。

とても素敵な空間だったし、あんなに古い街並みがあるとは思っていなかったのでなんだか得した気分にもなりましたし、すごい巨木にも出会えてまた行きたい場所となりました。

充分に堪能して、最終日は京都の方にとってもきれいな砂浜があると聞いたので、そこにも寄って帰ろう!とその砂浜へ向かいました。
空は曇り空で、雨も少し降っていたのできれいな砂浜を見るだけにしようよ。と立ち寄ってみたところ。。。

最後の最後でまた、ゴミまみれの砂浜を見せられました。

夏の終わりだったから、みんなが遊んでまだゴミ拾いとかもされていなかったのかもしれません。
みんなが残していったゴミではなく、どこからか流れついてしまったゴミなのかもしれません。

でも、最後にまたこの光景を見てしまったマスダは、またかよ!という気持ちでいっぱいになると共に、 何でこんなに見せられるんだろう?と考えることとなります。

魚よりもゴミの量が増える海まで、もう少しです。

旅行から帰ってきて、今回の海での出来事がめちゃくちゃ気になったのでいろいろと調べてみましら、海にはゴミがめっちゃくちゃ増えていて、2050年までには魚よりもゴミの量の方が増えるって言われているんだって。。!

んでもって、海に浮かぶゴミベルトと言われるゴミが集まる場所が、5つの海域にあるんだそう。

▼この水色のつぶつぶがペットボトル、ビニール袋、漁具などのゴミを表しているんだそうだけど、ヤバくない?

https://tabi-labo.com/より引用

▼ゴミベルトと言われる、海に浮かぶゴミの集まり。

海のゴミはどこからやってきたのか。

そして思ったのが、こんなに海にゴミ捨てる人って多いの?
このゴミって結局どこから来てるんだろう?っていう疑問。

海のゴミって海に遊びに行ったときに、みんな持ち帰らないからみたいなイメージがあったけど、調べてみると、海のゴミの8割は街からやって来ているんだって。。!

え、どーゆーこと?ってマスダは思いましたが、

例えば、街の中でビニール袋を持っていて、風に飛ばされて飛んでっちゃった〜ってなるとします。

そのビニール袋は雨が降った日に排水溝へと流されていきました。
そこから川へと流れ、川から海へと流されて行くのです。

海行ってないのに、ゴミは海に行っちゃってんじゃん!
よく考えたら当たり前だけど、海のゴミが「街から」なんて考えてなかったです。

これはヤバいね。
気付いたからには自分で出来ることはやってかないとだし、なんとなくマスダみたいにぼんやりとしか考えてなかった人ってまだまだたくさんいいると思うから、少しでも多くの人にこのヤバさに気付いてもらえるように、何か出来ないかも考えて行きたいと思った広島旅行だったのでした。

増田 智己
いろいろと気付かせてもらえた旅行だった。そして宮島の巨木も凄かったから載せておきます。すごく温かくて大きくて守ってくれそう感満載の木でした。では*

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

ABOUTこの記事をかいた人

刺繍入り画家 / フィンガーペイントアートクラス認定インストラクター

元アパレル販売員が34歳から画家活動開始。 描く縫う編むことで絵やぬいぐるみ制作しています。 もっと身近にアートを楽しむ、をテーマに活動中。 子供の絵・アウトサイダーアートが好き。▶︎▶︎詳しいプロフィールはこちら