絵を描いたり、ぬいぐるみを作ったりしているマスダですが
絵の説明みたいなものはそんなにブログに書いていないなーと思ったので、
新作が出来たらちょいちょい作品についても書いていこうかなと思います。
マスダはどんな思いで作品を制作しているのだろうか。。←ここで情熱大陸の葉加瀬太郎さんミュージックを脳内で流して下さい。
キャンバスから紙へ。
今まではキャンバスに絵を描き、そこに手刺繍をすることが多かったのですが、
最近では水彩紙を使い、絵を描いた上にミシンでステッチを入れたり、手刺繍を施したり布を貼り付けたりなどして制作しています。
絵の制作以外に、ぬいぐるみ制作で布を使う、ということと以前アパレルで販売の仕事を長くやっていたので布を使うことに違和感なく普通に取り入れています。
それから水彩紙に描くようになったのは、もともとキャンバスに描く前は紙に描いて制作していたからなんです。
でも活動を始めてまもなく、現代アートギャラリーで展示させていただくことになった時、ギャラリーの方に
「キャンバスに描いた方がいいよ。高く売れるから。笑」
と言われ、右も左もわからなかったマスダは
「なに?キャンバスに描かないとダメなんだね?」
と思い、キャンバスに描くようになりました。
紙とは違い、キャンバスに思うように描くことは初めは難しかったですし、
キャンバスにも描けるようになったことはとても良かったと思っていますが、マスダは作品を高く売りたいわけじゃありません。
もっと気軽に作品を楽しんでもらえたら、と思っているだけで
現代アート界でどうにかなりたいと思っている訳でもなければ、そんなに高く売りたい訳でもないよ。。と気づいた時、
「なんでキャンバスに描いてるんだろう。。」
とふと思い、その頃水彩絵の具で描くようにもなっていたので、
一番初めから使っていた紙に戻すことにしたのです。
今後紙でしか描かないわけではありませんし、キャンバスに描きたい時は描いていきます。
ただ、キャンバスに描いた作品よりも紙に描いた作品の方がお手頃価格に設定していますので、
よりお気軽に楽しめるかなと思います。
お守りみたいに。。なんて言っているけれど。
作品が持つ人のお守りみたいになるように。。
なんて、このブログにも描いていますが、最近はそんなこともどうでもいいような気がしています。
どうでもいいと言うか。。
マスダはそう思っていたとしても、作品を持ってくださる方は別にどんな風に楽しんでもらってもいいと思っています。
お守りとして迎え入れなくてはいけない。。とか思っていただかなくて全然いいですし、
お部屋にいいかも。。とか何か可愛い!とか、何だっていいです。
あんまり難しく考えず、気軽に楽しんでもらえたら幸いです。
そしてマスダ自身も考えすぎず、ただ今の自分の気持ちに正直に、
描きたいと思うものを描きたいように、自分が楽しくてしょうがない感じで制作していければと思っています。
マスダが衝撃を受けたアウトサイダーアートも、制作者のただただ「好き」っていうそのパワーにものすごく魅力があるように思いますし、
その力にマスダは衝撃を受けたのです。
「本当のアートはこれだ。」と思いましたし、今でも思っています。
本当のアートってそういう純粋な好きの力が詰まっているものなんじゃないかなと感じているので、
自分自身もそこに少しでも近づけたらと思っています。
刺繍入り絵画「キミノキ。」
今回の作品は「木」がテーマです。
マスダ自身、巨木がすごく好きでこっちに巨木があるぞ〜と聞けば、気になって行ってみます。
思い返してみれば小さな頃も、公園にあった中が空洞になっている木の中に入って、そこから見える空をボケッと眺めたりもしていました。
北海道の自然しかないところで育ったことと、その自然にたくさん助けられてきたところもあるので、好きになるのは当たり前なのかもしれません。
大地にしっかり根を張って、何十年何百年とその地を守り、大きく大きく育っていく木々たちに憧れているのかもしれません。
自分も自分の中の芯をしっかり持って根を張り、大きく大きく育てていく。
今まではとてもフラフラしていて、どこに行ったらいいのかわからず、不安になりながら進んでいましたが、
今は大地に根を張って、少しずつ少しずつ自分を育てているような。。
そして大きく大きく広がっていくような。。
そんなイメージをよくしていたので、今回の作品が生まれたのかもしれません。
どんな人も自分っていうその人それぞれの木があって、いろんな人に助けてもらいながらも自分自身でその木を育てて、
その人だけの花や実や草を繁らせて、周りを豊かにしていくような。
そんな「キミノキ。」はみんなが持っているものだから、
みんなで育てていきましょう。
そんな絵に、してみました。
作品はオンラインショップTOMOMI MASUDA ARTSTOREにて販売しています*
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